2008年 11月 25日
タチアナ・ヴァシリエヴァ チェロの妙技 |
大阪センチュリー交響楽団第136回定期演奏会、 練習二日目でした。 K
今回は首席指揮者沼尻さん指揮でオールフランス作品。彼らしい選曲です。
・ラヴェル:優雅で感傷的な円舞曲
・デュティユー:チェロ協奏曲
「はるかなる遠い国へ」
・ドビュッシー:カンタータ「放蕩息子」
いずれも典型的なフランスの美しい響きと繊細なニュアンスに富んだ曲揃えです。
昨日今日と練習時間目一杯使って細かな所の音程や音色を整え、ニュアンスを面白い彼独特の表現でオーケストラに説明。ユーモラスな説明やジェスチャーに笑いが絶えません。
しかしマエストロ沼尻氏の手にかかると本当に細部まで磨きがかかり輝きを増してきますね。
今日はカンタータの歌手陣、浜田 理恵(ソプラノ)吉田 浩之(テノール)河野 克典(バリトン)が入って「放蕩息子」、その前にチェロのタチアナ・ヴァシリエヴァが入ってディティユーのチェロ協奏曲を練習。
チェロのタチアナの独奏は「素晴らしい」の一言。こういった現代曲って相当なテクニックがないとあれだけ安定して美しく、しかもオーケストラとアンサンブルしながら弾くという芸当はできません。
私は今回初めて弾く曲ですがかなり前衛的でありながらどこまで透明感のある美しい響きの曲ですし、チェロとのやり取りも楽しめる名曲でした。
さてチェロ独奏者のタチアナとはもう7年来の知己。
関西新空港のお膝元泉佐野市の泉の森ホールで私とAが企画・運営のお手伝いをし2001年開催された「泉の森国際チェロコントラバスフェスティバル2001」
(レポートを私のサイトでご覧頂けます
ページ左上の「国際コンクール」のボタンを押すと右サイドに数枚彼女の写真が出てきます)
その中で行われた国際コンクールチェロ部門で見事一位とグランプリを受賞したのがタチアナでした。
私もそのコンクールに審査員として参加していましたから彼女の演奏は全部聴きましたが完璧なテクニック、美しい音に加えて音楽性にも富んでいて他の受験者を圧倒していました。
その翌年来日した彼女の為に関西で演奏会をコーディネートしお供をしたのも楽しい思い出です。そんな訳で今日は練習の合間に彼女とおしゃべり&ツーショット。
彼女は長らくベルリンのハンス・アイスラー音大(元東ベルリン)で学んでいて卒業したとばかり思っていたら、なんとNが在学中のベルリン芸大で今も勉強しているとの事。
でもよく聞いてみると目下勉強中なのはチェロではなくて「指揮」
どうりでNから話に聞かないはずです、チェロだったらどこかで遭遇しているはずですが指揮法だったら会わないかも。
でもその内にNが弾く音大のオーケストラプロジェクトに指揮者として登場するかもねって言ったら「早くそうなりたいわ。」って言っていました。 将来の夢は「指揮者」?
彼女のチェロはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー社から貸与された1725年製ストラディバリウス“Vaslin"
明日もう1日練習があります。更に仕上げに磨きがかかり明後日の定期演奏会では、マエストロ沼尻の元、美しい世界が表現されるに違いありません。
コントラバスも冒頭から独奏チェロとやり取りする場面もありますし、頑張らないと・・・ K
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Danke schoen.
今回は首席指揮者沼尻さん指揮でオールフランス作品。彼らしい選曲です。
・ラヴェル:優雅で感傷的な円舞曲
・デュティユー:チェロ協奏曲
「はるかなる遠い国へ」
・ドビュッシー:カンタータ「放蕩息子」
いずれも典型的なフランスの美しい響きと繊細なニュアンスに富んだ曲揃えです。
昨日今日と練習時間目一杯使って細かな所の音程や音色を整え、ニュアンスを面白い彼独特の表現でオーケストラに説明。ユーモラスな説明やジェスチャーに笑いが絶えません。
しかしマエストロ沼尻氏の手にかかると本当に細部まで磨きがかかり輝きを増してきますね。
今日はカンタータの歌手陣、浜田 理恵(ソプラノ)吉田 浩之(テノール)河野 克典(バリトン)が入って「放蕩息子」、その前にチェロのタチアナ・ヴァシリエヴァが入ってディティユーのチェロ協奏曲を練習。
チェロのタチアナの独奏は「素晴らしい」の一言。こういった現代曲って相当なテクニックがないとあれだけ安定して美しく、しかもオーケストラとアンサンブルしながら弾くという芸当はできません。
私は今回初めて弾く曲ですがかなり前衛的でありながらどこまで透明感のある美しい響きの曲ですし、チェロとのやり取りも楽しめる名曲でした。
さてチェロ独奏者のタチアナとはもう7年来の知己。
関西新空港のお膝元泉佐野市の泉の森ホールで私とAが企画・運営のお手伝いをし2001年開催された「泉の森国際チェロコントラバスフェスティバル2001」
(レポートを私のサイトでご覧頂けます
ページ左上の「国際コンクール」のボタンを押すと右サイドに数枚彼女の写真が出てきます)
その中で行われた国際コンクールチェロ部門で見事一位とグランプリを受賞したのがタチアナでした。
私もそのコンクールに審査員として参加していましたから彼女の演奏は全部聴きましたが完璧なテクニック、美しい音に加えて音楽性にも富んでいて他の受験者を圧倒していました。
その翌年来日した彼女の為に関西で演奏会をコーディネートしお供をしたのも楽しい思い出です。そんな訳で今日は練習の合間に彼女とおしゃべり&ツーショット。
彼女は長らくベルリンのハンス・アイスラー音大(元東ベルリン)で学んでいて卒業したとばかり思っていたら、なんとNが在学中のベルリン芸大で今も勉強しているとの事。
でもよく聞いてみると目下勉強中なのはチェロではなくて「指揮」
どうりでNから話に聞かないはずです、チェロだったらどこかで遭遇しているはずですが指揮法だったら会わないかも。
でもその内にNが弾く音大のオーケストラプロジェクトに指揮者として登場するかもねって言ったら「早くそうなりたいわ。」って言っていました。 将来の夢は「指揮者」?
彼女のチェロはルイ・ヴィトン・モエ・ヘネシー社から貸与された1725年製ストラディバリウス“Vaslin"
明日もう1日練習があります。更に仕上げに磨きがかかり明後日の定期演奏会では、マエストロ沼尻の元、美しい世界が表現されるに違いありません。
コントラバスも冒頭から独奏チェロとやり取りする場面もありますし、頑張らないと・・・ K
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-11-25 23:47
| コンサート