2009年 05月 27日
市川雅典コントラバスリサイタル |
昨日は大阪センチュリー交響楽団第141回定期演奏会の練習二日目。その後西宮へ赴きN響フォアシュピーラー、市川雅典さんのコントラバスリサイタルに行ってきました。 K
今回の指揮者ロッセン・ゲルゴフはブルガリア生まれ、弱冠28才の俊英、若いだけにディテールにこだわった細かい練習を徹底的に繰り返した一日目。
しかし昨日二日目はそのお陰で我々に細部の段取りが徹底しているので、通して演奏してもアンサンブルの組み合わせが風通しの良い物になり、更に明晰な仕上がりを要求されても、我々プレーヤーもモチベーションが上がるテンションの高い練習でした。
オーケストラの練習の後は市川さんのリサイタル。
高度な演奏テクニックと内容の伴った楽しめる内容で、瞬く間に過ぎ去った二時間でした。
冒頭のヘンデルのソナタを除いて全て私がしばしば演奏するプログラムだった事も関係あるでしょう。細部で「あっこんな風に弾くんだ、これも面白いな」だとか「あれ、ここは僕と同じ感じ方だ」などなど。
細部の仕上げ方を聴くだけでなく、音楽として全体を通して純粋に聴く喜びも感じられた良い演奏会でした。
演奏会前半市川さんが使用していた小振りのコントラバスは独奏を弾き易くする為の工夫の凝らされたカナダ、ジェームス・ハム製作になる楽器。
演奏会後半、上村昇さんとのロッシーニのチェロとの二重奏では、オーケストラで使用している野太い音のするオールドイタリアン Luigi Bajoni (Milano 1867)、見た目もずっと大きく更に低音が出る様にC-マシンも付けられたもの。
その通りロッシーニでは野太くてずんずんビートの利いたいわゆるバスの低音を上村さんのゴフリラーのチェロの極上美音と共に楽しめました。
その後再びソロ楽器に持ち替えて超絶技巧のサーカスの連続技を見事に決めた
ボッテシーニの「夢遊病の女」幻想曲で演奏会をシメ。
アンコールでは再び大きな楽器に持ち替えてサンサーンスの「象」
そして大きな方の楽器をステージに置いたまままたソロ楽器に持ち替えてクーセヴィッキーのワルツミニアチュアと二種類の楽器のそれぞれのキャラクターを見事に弾き分け私達を楽しませてくれました。
彼がパンフレットに書いていたオーケストラの低音楽器としてのコントラバスと
メロディを奏でる為のスローボーテクニックを用いての独奏、という二つをしっかり両方楽しむ事のできた楽しい演奏会でした。K
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Danke schoen.
演奏会終了後の打ち上げには・・・
右から3人目上村(Vc.)市川(Kb.)鈴木(Piano)
演奏会終了後の打ち上げには・・・出演者、市川君、ピアノの鈴木華重子さん、上村昇さん始めPAC(兵庫県芸オーケストラ)のバスメンバー、シンフォニカ、大フィルのメンバーが集まる中、一緒に聞きに行った我が弟子達も混ぜてもらって楽しい一時を過ごしました。市川君 お疲れさまでした。
今回の指揮者ロッセン・ゲルゴフはブルガリア生まれ、弱冠28才の俊英、若いだけにディテールにこだわった細かい練習を徹底的に繰り返した一日目。
しかし昨日二日目はそのお陰で我々に細部の段取りが徹底しているので、通して演奏してもアンサンブルの組み合わせが風通しの良い物になり、更に明晰な仕上がりを要求されても、我々プレーヤーもモチベーションが上がるテンションの高い練習でした。
オーケストラの練習の後は市川さんのリサイタル。
高度な演奏テクニックと内容の伴った楽しめる内容で、瞬く間に過ぎ去った二時間でした。
冒頭のヘンデルのソナタを除いて全て私がしばしば演奏するプログラムだった事も関係あるでしょう。細部で「あっこんな風に弾くんだ、これも面白いな」だとか「あれ、ここは僕と同じ感じ方だ」などなど。
細部の仕上げ方を聴くだけでなく、音楽として全体を通して純粋に聴く喜びも感じられた良い演奏会でした。
演奏会前半市川さんが使用していた小振りのコントラバスは独奏を弾き易くする為の工夫の凝らされたカナダ、ジェームス・ハム製作になる楽器。
演奏会後半、上村昇さんとのロッシーニのチェロとの二重奏では、オーケストラで使用している野太い音のするオールドイタリアン Luigi Bajoni (Milano 1867)、見た目もずっと大きく更に低音が出る様にC-マシンも付けられたもの。
その通りロッシーニでは野太くてずんずんビートの利いたいわゆるバスの低音を上村さんのゴフリラーのチェロの極上美音と共に楽しめました。
その後再びソロ楽器に持ち替えて超絶技巧のサーカスの連続技を見事に決めた
ボッテシーニの「夢遊病の女」幻想曲で演奏会をシメ。
アンコールでは再び大きな楽器に持ち替えてサンサーンスの「象」
そして大きな方の楽器をステージに置いたまままたソロ楽器に持ち替えてクーセヴィッキーのワルツミニアチュアと二種類の楽器のそれぞれのキャラクターを見事に弾き分け私達を楽しませてくれました。
彼がパンフレットに書いていたオーケストラの低音楽器としてのコントラバスと
メロディを奏でる為のスローボーテクニックを用いての独奏、という二つをしっかり両方楽しむ事のできた楽しい演奏会でした。K
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演奏会終了後の打ち上げには・・・
演奏会終了後の打ち上げには・・・出演者、市川君、ピアノの鈴木華重子さん、上村昇さん始めPAC(兵庫県芸オーケストラ)のバスメンバー、シンフォニカ、大フィルのメンバーが集まる中、一緒に聞きに行った我が弟子達も混ぜてもらって楽しい一時を過ごしました。市川君 お疲れさまでした。
by prost-familie
| 2009-05-27 15:31
| コンサート