2009年 06月 10日
ズースキント作「コントラバス」 |
昨日ベルリンのNから私宛に小包が届きました。K
中身はズースキント作 戯曲「コントラバス」(ドイツ語版)
ベルリンフィルハーモニーのショップで見つけたよと送ってくれたのです。
この「コントラバス」という本はドイツの作家ズースキントが1980年に書いた一人芝居の為の戯曲でドイツでは今日もなおしばしば上演されている人気演目となっています。
ミュンヘン歌劇場オーケストラのメンバー、独身35歳のコントラバス奏者が音楽家としての夢、オーケストラでは目立たないコントラバスパートの一員としての屈折した心理、公務員としての日々の現実、オペラのプリマドンナ歌手に恋いこがれる様など自室にやって来た友に語るという設定、二時間に及ぶ芝居です。
二十数年前大阪で日本人俳優によって演じられた「芝居」を見に行ったことがあります。
その時はまさしく現実の私も35歳だったのですっかり主人公に感情移入しきって感動したものでした。
白水社から出ている日本語版は持っていますがNが送ってきてくれた事ですし、戯曲で分かり易い口語体でそのまま書かれたドイツ語だということもあるし頑張って今一度読破しようと思っています。 K
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2009-06-10 23:38
| 日常