2009年 12月 10日
第九演奏会as二十周年記念 |
昨日(9日)はシンフォニーホールで大阪センチュリー交響楽団創立二十周年記念コンサート第一弾、ベートーヴェン第九番の演奏会でした。 K
我らが音楽監督小泉さんの元二日間みっちり練習を積み、かなりダメだしが出ました。
近年センチュリーは古楽器奏法によるアプローチで演奏する機会も多く、乱暴に言ってしまうと全ての音を明瞭に発音させて綺麗に減衰させる・コード進行、カデンツをしっかり意識する・ビブラートは少ない目etc.という傾向でよく演奏して来ています。
マエストロ小泉はそういったアプローチではなくどこまでも一つ一つの音を豊かに響かせて丸く柔らかく歌う事、フレーズを可能な限り長く大きく取り先を見据えて音楽を綴って行く事をメインに据えゲネプロ(最終舞台稽古)まで徹底させてきました。
演奏会本番ではマエストロの要求にかなり沿えた様に思いましたがはてさてどうだったでしょうか。
昨日も終演後ロビーでのお客様お見送りをしていましたが、お客樣方の声をダイレクトに伺えるのは貴重な機会です。
先ほどのマエストロの目指した音楽作りを確と感じ取られたお客様もおられて嬉しい限りでした。
今日は明後日のコンサートの練習を緑地公園でした後、名古屋入りして明日は丸々一日愛知県芸でレッスン。
明後日のセンチュリー三重公演には名古屋から向かうという相変わらずの過密スケジュールで走り回っています。 K@名古屋
ここをワンクリックして「Blogランキング」にご協力下さい。
Danke schoen.
第九の終演後ロビーでお見送りをしている時いつも声をかけて下さる定期会員の方から一枚の写真を頂きました。
私のもとで音大を目指しコントラバスを勉強していたかつての生徒K君とセンチュリー定期会員お二方とのショットです。
彼は某音大を目指し頑張っていたにもかかわらず何とコントラバスの実技試験当日急性盲腸炎になり、大学にいたにもかかわらず試験をあきらめてそこから病院に直行、結局その年の受験をあきらめ、その後紆余曲折。
進路を変えて国立文楽劇場に入り文楽の演奏方として「豊澤龍爾」と名のり三味線を演奏して活躍しているのです。
定期会員の方が文楽の「応援団」(ファンクラブ)の会員でもあり偶然にも私との関係を知り、その応援団と文楽の人達の交流会の折りわざわざ彼と写真を撮って持って来て下さったという訳です。
クラシックと文楽、全く違う世界に行ってしまった彼ですがそこは同じ音楽を生業とする者、話をすると相通じるものが多く面白い物です。
文楽劇場の演奏方はお琴、三味線、胡弓なども演奏しなければならず胡弓を演奏する時に、コントラバスで身につけた右手の弓のテクニックが役立っているのだとか。
我らが音楽監督小泉さんの元二日間みっちり練習を積み、かなりダメだしが出ました。
近年センチュリーは古楽器奏法によるアプローチで演奏する機会も多く、乱暴に言ってしまうと全ての音を明瞭に発音させて綺麗に減衰させる・コード進行、カデンツをしっかり意識する・ビブラートは少ない目etc.という傾向でよく演奏して来ています。
マエストロ小泉はそういったアプローチではなくどこまでも一つ一つの音を豊かに響かせて丸く柔らかく歌う事、フレーズを可能な限り長く大きく取り先を見据えて音楽を綴って行く事をメインに据えゲネプロ(最終舞台稽古)まで徹底させてきました。
演奏会本番ではマエストロの要求にかなり沿えた様に思いましたがはてさてどうだったでしょうか。
昨日も終演後ロビーでのお客様お見送りをしていましたが、お客樣方の声をダイレクトに伺えるのは貴重な機会です。
先ほどのマエストロの目指した音楽作りを確と感じ取られたお客様もおられて嬉しい限りでした。
今日は明後日のコンサートの練習を緑地公園でした後、名古屋入りして明日は丸々一日愛知県芸でレッスン。
明後日のセンチュリー三重公演には名古屋から向かうという相変わらずの過密スケジュールで走り回っています。 K@名古屋
ここをワンクリックして「Blogランキング」にご協力下さい。
Danke schoen.
第九の終演後ロビーでお見送りをしている時いつも声をかけて下さる定期会員の方から一枚の写真を頂きました。
私のもとで音大を目指しコントラバスを勉強していたかつての生徒K君とセンチュリー定期会員お二方とのショットです。
彼は某音大を目指し頑張っていたにもかかわらず何とコントラバスの実技試験当日急性盲腸炎になり、大学にいたにもかかわらず試験をあきらめてそこから病院に直行、結局その年の受験をあきらめ、その後紆余曲折。
進路を変えて国立文楽劇場に入り文楽の演奏方として「豊澤龍爾」と名のり三味線を演奏して活躍しているのです。
定期会員の方が文楽の「応援団」(ファンクラブ)の会員でもあり偶然にも私との関係を知り、その応援団と文楽の人達の交流会の折りわざわざ彼と写真を撮って持って来て下さったという訳です。
クラシックと文楽、全く違う世界に行ってしまった彼ですがそこは同じ音楽を生業とする者、話をすると相通じるものが多く面白い物です。
文楽劇場の演奏方はお琴、三味線、胡弓なども演奏しなければならず胡弓を演奏する時に、コントラバスで身につけた右手の弓のテクニックが役立っているのだとか。
by prost-familie
| 2009-12-10 22:09
| コンサート