2007年 10月 10日
神尾真由子知事賞受賞記念コンサート |
ここ数日間先日の関西歌劇団オペラ公演(6・7日)のレオンカバッロ「道化師」のメロディが頭の中で鳴りっぱなしのKです。
オペラ公演は練習・ゲネプロ・公演と一週間から十日間その演目にかかりきりになりますからメロディーが身体に染みついてしまうのです。Our collection, Firenze
今日は先だってチャイコフスキー国際コンクールで見事一位の栄冠に輝いた神尾真由子さんの受賞記念コンサートがシンフォニーホールでありました。
コンサートはまずその栄誉を称えて彼女に送られた「大阪府知事賞」(彼女はセンチュリー練習場のある豊中市の出身です)の太田知事直々の授与式から始まりチャイコフスキーのヴァイオリン独奏曲「ワルツ」「瞑想曲」の2曲をオーケストラ伴奏で演奏。後半は言わずもがなのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。
前半の小品も素晴らしかったけれどなんと言っても圧巻は協奏曲。
テクニック的に細部に至るまで完璧に弾き込まれていたのは当然ですが、そ
れにも増して随所で細やかに表情付けされたパッセージを実に巧にテンポを揺らして聴く者を惹きつけます。それでいて途切れることのない緊張感で音楽をぐいぐい先へ進めるパワーは只ならぬものでした。一楽章の終結部でそれは頂点に達して弾きながら感動を覚えてしまったほどです。
実は一楽章が終わった所で盛大なブラボーコールと共に拍手が出たのですが、マナーや曲を知らずにしてしまった拍手ではなくて感極まって思わず沸き起こってしまった拍手だと感じた程です。
終楽章のコーダでの気迫・推進力は一楽章を上回り、それはオーケストラにも乗り移ってきて我々も最近にない良い演奏が出来たと感じました。
神尾さんおめでとう、そしてありがとう。
でも神尾さんごめんなさい。
実は一昨日の練習の時演奏は完璧だったけれど弓さばきが少し荒く感じられ、音色もざらついたものだったのです。それに彼女はオーケストラに愛嬌を振りまくタイプではなくてどちらかというと愛想のない感じだったのと、小品の演奏の仕方が淡々としていて素っ気ない感じだったこともあり、帰り道、女性メンバー達「演奏に色気が足らないね」だとか「まだ若いし恋愛経験とか積めば良いかも」だとか勝手なことばかり言っていたのですが全て撤回ですね!! 後で彼女のコンサートスケジュールを見てみたら練習前日、前々日(6・7日)二晩続きでPAC(兵庫県立芸術センター管弦楽団)と同じくチャイコフスキー共演していたのです。気の入れ方を少し弛めていたとしても当然ですよね。
(写真はゲネプロ前舞台袖にて)
シンフォニーの大きなホールで聴けば見事に通りの良い美しい音色でしたし、迫力も満点。演奏の完璧さにもまして小品は本番では魅力に溢れたチャーミングなものでしたし、本番での気迫の込め方、聴くものを惹きつけて放さないパワフルな集中力。チャイコフスキーコンクール一位に相応しい並々ならぬ名演を楽しませてもらいました。 K
青空の広がる良いお天気、今日10月10日は私の誕生日でした。Aです。
小さい頃からなぜか10日は常に晴天に恵まれました。
東京オリンピックが開催された年から「体育の日」として祝日になり、毎年の誕生日がお休みの日となった私は、ラッキーにもMの手料理で家族中から祝福をしてもらっていたものでした。
それがハッピーマンデイとかで体育の日が第2月曜日と決められてからは、ただの平日になって特別感がなくなるし、今では2人暮らしだし・・・なんて思っていたら、MからHappy birthdayのシャンパンがクール便で届きました。\(^O^)/
Kも本番を終えて素敵なプリザーブドフラワーを抱えて帰ってきました。
ではシャンパンでProst!!
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Danke schoen.
オペラ公演は練習・ゲネプロ・公演と一週間から十日間その演目にかかりきりになりますからメロディーが身体に染みついてしまうのです。
今日は先だってチャイコフスキー国際コンクールで見事一位の栄冠に輝いた神尾真由子さんの受賞記念コンサートがシンフォニーホールでありました。
コンサートはまずその栄誉を称えて彼女に送られた「大阪府知事賞」(彼女はセンチュリー練習場のある豊中市の出身です)の太田知事直々の授与式から始まりチャイコフスキーのヴァイオリン独奏曲「ワルツ」「瞑想曲」の2曲をオーケストラ伴奏で演奏。後半は言わずもがなのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。
前半の小品も素晴らしかったけれどなんと言っても圧巻は協奏曲。
テクニック的に細部に至るまで完璧に弾き込まれていたのは当然ですが、そ
れにも増して随所で細やかに表情付けされたパッセージを実に巧にテンポを揺らして聴く者を惹きつけます。それでいて途切れることのない緊張感で音楽をぐいぐい先へ進めるパワーは只ならぬものでした。一楽章の終結部でそれは頂点に達して弾きながら感動を覚えてしまったほどです。
実は一楽章が終わった所で盛大なブラボーコールと共に拍手が出たのですが、マナーや曲を知らずにしてしまった拍手ではなくて感極まって思わず沸き起こってしまった拍手だと感じた程です。
終楽章のコーダでの気迫・推進力は一楽章を上回り、それはオーケストラにも乗り移ってきて我々も最近にない良い演奏が出来たと感じました。
神尾さんおめでとう、そしてありがとう。
でも神尾さんごめんなさい。
実は一昨日の練習の時演奏は完璧だったけれど弓さばきが少し荒く感じられ、音色もざらついたものだったのです。それに彼女はオーケストラに愛嬌を振りまくタイプではなくてどちらかというと愛想のない感じだったのと、小品の演奏の仕方が淡々としていて素っ気ない感じだったこともあり、帰り道、女性メンバー達「演奏に色気が足らないね」だとか「まだ若いし恋愛経験とか積めば良いかも」だとか勝手なことばかり言っていたのですが全て撤回ですね!! 後で彼女のコンサートスケジュールを見てみたら練習前日、前々日(6・7日)二晩続きでPAC(兵庫県立芸術センター管弦楽団)と同じくチャイコフスキー共演していたのです。気の入れ方を少し弛めていたとしても当然ですよね。
(写真はゲネプロ前舞台袖にて)
シンフォニーの大きなホールで聴けば見事に通りの良い美しい音色でしたし、迫力も満点。演奏の完璧さにもまして小品は本番では魅力に溢れたチャーミングなものでしたし、本番での気迫の込め方、聴くものを惹きつけて放さないパワフルな集中力。チャイコフスキーコンクール一位に相応しい並々ならぬ名演を楽しませてもらいました。 K
青空の広がる良いお天気、今日10月10日は私の誕生日でした。Aです。
小さい頃からなぜか10日は常に晴天に恵まれました。
東京オリンピックが開催された年から「体育の日」として祝日になり、毎年の誕生日がお休みの日となった私は、ラッキーにもMの手料理で家族中から祝福をしてもらっていたものでした。
それがハッピーマンデイとかで体育の日が第2月曜日と決められてからは、ただの平日になって特別感がなくなるし、今では2人暮らしだし・・・なんて思っていたら、MからHappy birthdayのシャンパンがクール便で届きました。\(^O^)/
Kも本番を終えて素敵なプリザーブドフラワーを抱えて帰ってきました。
ではシャンパンでProst!!
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-10-10 23:37
| コンサート