2007年 11月 11日
トゥルス・モーク |
今話題の人Truls Morkのショスタコーヴィッチ、チェロコンチェルト第2番の演奏を聴きにフィルハーモニーに行ってきました。次女Nです。
オーケストラはDSO(ドイツシンフォニーオケ)。
モークの演奏、かなり私の好みの演奏でした。まさにドイツ音(おと)!古くて土臭い、そして艶やかな美しい音にうっとりでした。ま、欲を言えば、ショスタコーヴィッチなので、もっと激しくガリガリ弾いてもよかったんでは、と思いましたが、演奏があまりにもよかったので、少しショスタコーヴィッチぽくなかったのは別に気になりませんでした。
彼の録音をたくさん聞いてみたくなりました。シンプルに弾いてあんなに聞かせるのはやっぱり音色の良さ!ドイツに留学してからというもの、とにかく様々な先生から”もっといい音で、もっといい音で!”と、とにかく音色の事ばかり言われてきました。テクニックにとらわれがちだった私はその要求になかなか応えられず苦労しました。でもやっぱり音楽を表現する上で一番重要なのは音色だ、と今日また改めて勉強になりました。
最近ようやく、周りの人たち(ピアニストや先生など)から
”ななこのチェロの音が変わってきた!”と言われるようになり、今まで以上に音質の追求に熱心になっています。
まず、一番大きかったのはベルギー駒からフランス駒に変えたことだと思います。
突然それから”音がいい”と先生に言われたり、録音聞いて音の良さに自分でもビックリ・・・・
駒ってここまで音を変えるんだなぁ、と大発見でした。駒についてまた次回記事にしたいと思います。今日はもう夜が遅いのでモークのチェロの音色の余韻に浸っていい夢でもみます。
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-11-11 08:58
| ドイツ