2008年 03月 23日
指揮者がいなくても |
今日は指揮者のいないコンサート
[いずみ特別コンサート] 「川崎洋介with大阪センチュリー交響楽団」
がいずみホール,マチネー(昼公演)でありました。K
昨日のブログにも書きましたが指揮者無しで50名以上のメンバーでシンフォニーを演奏するとなると、どのパートも全神経をフルに集中しながらの演奏になります。
その上指揮者の指示がないわけで各奏者の積極性も普段以上に要求されます。
最後の交響曲ではそれがかなり前面に出た形で押し出しの効いたフィナーレで熱く終えられたように感じました。
プログラム最初のロッシーニ弦楽ソナタ、コントラバスソロの部分、自分的にはまずまずの出来で終えられたしヴァイオリンのソリやチェロのソロもそれぞれに楽しく伴奏できて、楽しめました。
今日のモーツァルトクラリネット独奏は最高にご機嫌で、独奏持丸くんの紡ぎ出す肌触りの良い音色、2楽章で特に堪能させてもらった優美な音楽の運び。すっかりモッチーワールドに浸りつつモーツァルトを楽しめた至福の時間でした。(彼はセンチュリーでは「モッチー」と呼ばれています)
実は今日のコンサートは私達センチュリー交響楽団のコンサートマスター川崎洋介さんのソロ・コンサートマスターとしての最後のコンサートだったのです。
こんなに楽しく素晴らしい彼の企画によるコンサートが最初で最後とは悲しい限りですが彼はカナダ、オタワ・ナショナルシンフォニーのコンサートマスターに就任していて、これからは客演コンサートマスターとして来てもらうことになっています。 そんな訳で今日は終演後楽員や事務局スタッフが彼を囲んで「慰労会」をしておりました。
今日は全員がまるでソロの本番を終えたときのようにかなりハイテンションでした。
指揮者のいないコンサート、主役はコンサートマスター筆頭に我々プレーヤーでしたからね。これだけ盛り上がった宴会も久しぶりでした。
今日のコンサート、カーテンコールは普通指揮者が出入りしますが今日はいません。
止まぬ拍手に何回も私たち楽員全員がお辞儀して応えましたが全員退場した後も鳴りやまず、楽員全員が再度ステージに登場することとなりました。
結構時間がかかったのに鳴りやまないカーテンコールが何より嬉しかった私達です。
K
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-03-23 22:02
| コンサート