2008年 07月 29日
女性コントラバスカルテット |
大阪センチュリー交響楽団第133回定期演奏会練習二日目だったKです。
今回のプログラムは私にとって初めてのチャイコフスキー交響曲第三番「ポーランド」とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。どちらもなかなかたいへんなプログラムでオーケストラはしばしば目が点になる難しい箇所がありますがマエストロ小泉の厳しい練習のもと無事終了。
その後は楽員集会で重たい議題を皆で検討。
左から諏訪部・石丸・佐野・岡田女史
その後さらに神戸へ出向いて三宮の駅前にあるクラシックライブ・スポット「ピア・ジュリアン」へ出かけてビアグラスを傾けながらコントラバス四重奏を楽しんできました。今日のメンバーは何とも珍しい顔合わせで女性4人による四重奏。
男四人によるコントラバス四重奏だってなかなか聴けるものではありませんが今回のメンツは豪華でした。
東京フィルハーモニーを経てデンマーク・オデンセ交響楽団で活躍中の岡田さん、仙台フィルの諏訪部さん、東京都交響楽団の佐野さん、京都市交響楽団の石丸さん。全員付き合いの長い女性バシストたちですが見事それぞれ遠方の彼女達のこの組み合わせでカルテットが聴けるとは・・・。
先週京都での石川滋さんのリサイタルの折りに石丸さんから声をかけられて知ったのはラッキーでした。本当に楽しいステージでした。
空いている席に着くと隣にどうやらバス弾きらしい外人が→・・・(笑)
英語で話しかけたらなんとドイツ語で自己紹介してきたのには驚きましたが、さらにビックリしたことに彼はマンハイム管弦楽団の首席、J. デグラー、私と同門でドイツのG.クラウス教授の門下生。
しかもその前に親友で現ビュルツブルグ音大教授・文屋の門下生でもあったとかで、私の話を二人からさんざん聞いていたとか。
その上私のソロの録音もドイツで聴いていたのだとかで彼はやっと私に会えたと大喜びなのでした。
なんだか突然こう言う人に会えるのはうれしいことです。
その上同行してきた彼の奥さんは私の留学先ビュルツブルグの出身で私とAが住んでいたゼンメル通り!の住人だったとかで思いもしないドイツの超ローカルな話題でいきなり盛り上がっていました。
それにしてもどうして神戸のライブハウスで???と驚きました。
彼は兵庫県立芸術センターのオーケストラの客員首席コントラバスとして7月始めから一ヶ月の滞在だとかで、8月頭にはもうドイツへ帰国、マンハイム管弦楽団首席としてのお仕事なのだそうです。
兵庫県立オーケストラは羽振りが良いですね、首席が空席だからといってドイツから呼び寄せるとは・・・・。
コントラバスカルテットの演奏の方はせまいコンサート会場ゆえコントラバスの魅力、体を包む超低音、力強いビートetc.堪能できた楽しいモノでしたが、曲によっては私的にはもっと情緒綿々・切々と、優しさを全面に出した音楽を期待しつつ聴いていたのですがところがどっこい、常にパワフル!躍動するビート、力一杯の力演でした。
一緒に聞いていた東京からのバス弾きとも「男性プレーヤーよりもはるかにパワフル」という点で見事感想が一致しておりました。
私の弟子で夏休みで帰国中のシュトゥットガルト放送響の弊くんや、新日本フィル首席渡辺くんらも会場に現れ意外なところでバス弾きが大勢集合した夕べでした。K
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Danke schoen.
さて終演後も皆で語り合って盛り上がった後、我が路線への最終連絡「JR快速電車」に飛び乗り大阪へ向かったのですがなんと奇しくも関西フィルハーモニー交響楽団事務局長N氏と偶然にも相席。
大阪までの30分強、関西オーケストラ事情についてお互い熱く語り合いました。
彼は関西フィルハーモニー交響楽団事務局長に就任してまだ6年。
そのはるか前には我が大阪センチュリー交響楽団のボーヤ(楽器運搬スタッフ)をしていて、彼は何としても我々の事務局にスタッフとして入りたいと切望していたのです。
我々楽員も彼のオーケストラへの夢や企画力、熱意に共鳴して何とかスタッフとして迎えたい、センチュリーはもっと営業力をつけねばならないと運動したのですが、当時の大阪府文化担当部署は事務局スタッフ増員などまかり成らぬと拒否。
彼はその後関西フィルハーモニー交響楽団へ入り今日に至っているわけです。惜しい人材を失ったものです。
それにしても彼のオーケストラに対する熱い思いと企画力・行動力に圧倒されっぱなしだった車中でした。我々ももっともっと頑張らなければなりません。 K
今回のプログラムは私にとって初めてのチャイコフスキー交響曲第三番「ポーランド」とショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。どちらもなかなかたいへんなプログラムでオーケストラはしばしば目が点になる難しい箇所がありますがマエストロ小泉の厳しい練習のもと無事終了。
その後は楽員集会で重たい議題を皆で検討。
その後さらに神戸へ出向いて三宮の駅前にあるクラシックライブ・スポット「ピア・ジュリアン」へ出かけてビアグラスを傾けながらコントラバス四重奏を楽しんできました。今日のメンバーは何とも珍しい顔合わせで女性4人による四重奏。
男四人によるコントラバス四重奏だってなかなか聴けるものではありませんが今回のメンツは豪華でした。
東京フィルハーモニーを経てデンマーク・オデンセ交響楽団で活躍中の岡田さん、仙台フィルの諏訪部さん、東京都交響楽団の佐野さん、京都市交響楽団の石丸さん。全員付き合いの長い女性バシストたちですが見事それぞれ遠方の彼女達のこの組み合わせでカルテットが聴けるとは・・・。
先週京都での石川滋さんのリサイタルの折りに石丸さんから声をかけられて知ったのはラッキーでした。本当に楽しいステージでした。
空いている席に着くと隣にどうやらバス弾きらしい外人が→・・・(笑)
英語で話しかけたらなんとドイツ語で自己紹介してきたのには驚きましたが、さらにビックリしたことに彼はマンハイム管弦楽団の首席、J. デグラー、私と同門でドイツのG.クラウス教授の門下生。
しかもその前に親友で現ビュルツブルグ音大教授・文屋の門下生でもあったとかで、私の話を二人からさんざん聞いていたとか。
その上私のソロの録音もドイツで聴いていたのだとかで彼はやっと私に会えたと大喜びなのでした。
なんだか突然こう言う人に会えるのはうれしいことです。
その上同行してきた彼の奥さんは私の留学先ビュルツブルグの出身で私とAが住んでいたゼンメル通り!の住人だったとかで思いもしないドイツの超ローカルな話題でいきなり盛り上がっていました。
それにしてもどうして神戸のライブハウスで???と驚きました。
彼は兵庫県立芸術センターのオーケストラの客員首席コントラバスとして7月始めから一ヶ月の滞在だとかで、8月頭にはもうドイツへ帰国、マンハイム管弦楽団首席としてのお仕事なのだそうです。
兵庫県立オーケストラは羽振りが良いですね、首席が空席だからといってドイツから呼び寄せるとは・・・・。
コントラバスカルテットの演奏の方はせまいコンサート会場ゆえコントラバスの魅力、体を包む超低音、力強いビートetc.堪能できた楽しいモノでしたが、曲によっては私的にはもっと情緒綿々・切々と、優しさを全面に出した音楽を期待しつつ聴いていたのですがところがどっこい、常にパワフル!躍動するビート、力一杯の力演でした。
一緒に聞いていた東京からのバス弾きとも「男性プレーヤーよりもはるかにパワフル」という点で見事感想が一致しておりました。
私の弟子で夏休みで帰国中のシュトゥットガルト放送響の弊くんや、新日本フィル首席渡辺くんらも会場に現れ意外なところでバス弾きが大勢集合した夕べでした。K
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さて終演後も皆で語り合って盛り上がった後、我が路線への最終連絡「JR快速電車」に飛び乗り大阪へ向かったのですがなんと奇しくも関西フィルハーモニー交響楽団事務局長N氏と偶然にも相席。
大阪までの30分強、関西オーケストラ事情についてお互い熱く語り合いました。
彼は関西フィルハーモニー交響楽団事務局長に就任してまだ6年。
そのはるか前には我が大阪センチュリー交響楽団のボーヤ(楽器運搬スタッフ)をしていて、彼は何としても我々の事務局にスタッフとして入りたいと切望していたのです。
我々楽員も彼のオーケストラへの夢や企画力、熱意に共鳴して何とかスタッフとして迎えたい、センチュリーはもっと営業力をつけねばならないと運動したのですが、当時の大阪府文化担当部署は事務局スタッフ増員などまかり成らぬと拒否。
彼はその後関西フィルハーモニー交響楽団へ入り今日に至っているわけです。惜しい人材を失ったものです。
それにしても彼のオーケストラに対する熱い思いと企画力・行動力に圧倒されっぱなしだった車中でした。我々ももっともっと頑張らなければなりません。 K
by prost-familie
| 2008-07-29 23:59
| コンサート