2010年 05月 09日
世代を越える音楽 |
高槻現代劇場でのコンサート「マエストロ・ボッセ&大阪センチュリー交響楽団、ドイツ音楽の神髄~若きソリストを迎えて~」でした。Kです。
マエストロ・ボッセさんの指揮でBACH, BEETHOVEN, BRAHMSという3大Bによるプログラム。
まずは若きヴァイオリニスト達それぞれの独奏によるベートーヴェンの「ロマンス」G-Dur, F-Durの二曲、続いてバッハの二本のヴァイオリンの為の協奏曲、そして後半ブラームスの交響曲第一番という正統派プログラムです。
三浦文彰(みうら ふみあき)郷古 廉(ごうこ すなお)という二人とも1993年生まれの高校生、今風のイケメンの二人でしたが冒頭の「ロマンス」からすっかり魅了されました。
ベートーヴェンの「ロマンス」はいずれもスタイルを保ちつつ美しく弾くのは難しいなかなか手強い曲なのに二人とも揃って「叙情的ですこぶるの美音で綴る音楽だけれど過度のロマンに陥らず、あくまでも自然体」
なかなか聞けるものではありません。
バッハの二重協奏曲のリハーサルを終えた後もソリスト二人に助言を
惜しみなく与えているマエストロ・ボッセ氏
特にバッハの二重協奏曲は二人が綾なす旋律の美しさ、やり取りの面白さ、躍動感に溢れる彼らの音楽に私達オーケストラも感化されボッセさんの指揮の下、生き生きとバッハを演奏できた様に感じました。
バッハの音楽をあそこまで自由に、様々な表現ややり取りを楽しみつつ弾けるというのはたいしたものです。 やはりうんと若いうちから本場ヨーロッパで勉強しているからでしょうか。バッハの音楽も自分自身の音楽として感じ、表現できていました。 K
ほぼ70歳の年の差のあるボッセさんとヴァイオリンのソリスト達でしたが、そこから生まれる音楽は実に清々しく、生命感に満ちあふれるバッハでした。
前半最後バッハの演奏が終わった後、鳴り止まぬ拍手に応えてアンコール演奏!
なんとバッハの最終楽章を今一度演奏するもの。
アンコールは二回目の三楽章にも関わらずソリスト&オーケストラの音楽のキャッチボールをさらに濃密に楽しめる事ができて幸せでした。
後半のブラームスの交響曲第一番にしても然り。
歩く時常に足下に注意を払いながらでないと心配になるご様子なのに一度音楽の創造現場、練習となるとその姿勢はどこまでもエネルギッシュです、昨日・一昨日の2日間に優に20回を越え繰り返し練習した所もありました。
88歳になっても初心を忘れずいつまでも真摯に音楽に取り組む姿勢、心に深く残った演奏会でした。
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Danke schön.
マエストロ・ボッセさんの指揮でBACH, BEETHOVEN, BRAHMSという3大Bによるプログラム。
まずは若きヴァイオリニスト達それぞれの独奏によるベートーヴェンの「ロマンス」G-Dur, F-Durの二曲、続いてバッハの二本のヴァイオリンの為の協奏曲、そして後半ブラームスの交響曲第一番という正統派プログラムです。
三浦文彰(みうら ふみあき)郷古 廉(ごうこ すなお)という二人とも1993年生まれの高校生、今風のイケメンの二人でしたが冒頭の「ロマンス」からすっかり魅了されました。
ベートーヴェンの「ロマンス」はいずれもスタイルを保ちつつ美しく弾くのは難しいなかなか手強い曲なのに二人とも揃って「叙情的ですこぶるの美音で綴る音楽だけれど過度のロマンに陥らず、あくまでも自然体」
なかなか聞けるものではありません。
惜しみなく与えているマエストロ・ボッセ氏
特にバッハの二重協奏曲は二人が綾なす旋律の美しさ、やり取りの面白さ、躍動感に溢れる彼らの音楽に私達オーケストラも感化されボッセさんの指揮の下、生き生きとバッハを演奏できた様に感じました。
バッハの音楽をあそこまで自由に、様々な表現ややり取りを楽しみつつ弾けるというのはたいしたものです。 やはりうんと若いうちから本場ヨーロッパで勉強しているからでしょうか。バッハの音楽も自分自身の音楽として感じ、表現できていました。 K
ほぼ70歳の年の差のあるボッセさんとヴァイオリンのソリスト達でしたが、そこから生まれる音楽は実に清々しく、生命感に満ちあふれるバッハでした。
前半最後バッハの演奏が終わった後、鳴り止まぬ拍手に応えてアンコール演奏!
なんとバッハの最終楽章を今一度演奏するもの。
アンコールは二回目の三楽章にも関わらずソリスト&オーケストラの音楽のキャッチボールをさらに濃密に楽しめる事ができて幸せでした。
後半のブラームスの交響曲第一番にしても然り。
歩く時常に足下に注意を払いながらでないと心配になるご様子なのに一度音楽の創造現場、練習となるとその姿勢はどこまでもエネルギッシュです、昨日・一昨日の2日間に優に20回を越え繰り返し練習した所もありました。
88歳になっても初心を忘れずいつまでも真摯に音楽に取り組む姿勢、心に深く残った演奏会でした。
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by prost-familie
| 2010-05-09 23:41
| コンサート