2007年 01月 20日
最後の授業 |
夕陽丘高校では3学期に入ると3年生の授業は1月でほとんどが終了し、国公立受験の人達の特別レッスンだけとなります。
私Aはヴァイオリン専攻生のレッスン以外に「重奏」という授業を受け持っています。これは個人レッスンではなくて、オーケストラ楽器を専門にしている人以外の人がオーケストラ楽器を習得するグループ授業です。といっても管楽器は全く分からないので弦楽器だけですが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてコントラバスと全てをみることになります。
専門のヴァイオリンと学生時代から演奏していたヴィオラは問題なし。チェロはNが基礎を教わっていた頃に「始めの第一歩」あたりはしっかりインプットされているので、簡単なアンサンブルの曲くらいまではどうにか。コントラバスは仕方なしにKに頭を下げて弓の持ち方から習ってなんとか生徒達が弾ける様に指導しています。(教えてもらうくせに威張っていると怒られながらですが・・・・)ヴァイオリン以外は専門外といってもそこは同じ弦楽器なので、左指で弦を押さえる、右手の弓で弦を弾くという感覚は同じ。なんとかつたないながらも見本は示せてるつもりですが・・・・。
生徒達にとってグループ授業というのは個人レッスンとは全く別の感覚らしく、真剣に厳しく楽器と向き合う個人レッスンでは考えられないはしゃぎようです。楽器を手にする最初の授業では、みんな初めて触る楽器に興奮気味。
どう扱って良いのか分からず、
「せんせ〜い」「せんせーっ」「せんせ、せんせ、せんせ!!」「せんせえ、どうすればいいのぉ〜」
「はい、はいはい、ハイハイハイ、は〜いっ、ちょっとまってええ」
まるで幼稚園の先生のようにひとりひとりの間を走り回って楽器を持たせます。
そんな生徒達も3年生になり、やっと楽器に慣れ親しんできたと思ったらもうお終い。昨日が最後の授業でした。
様々な行事とぶつかって抜けることの多かったこの授業ですが、さすがみんなピアノや声楽を専門に学んでいる生徒達なので、卒業間近のこの頃には自分たちが演奏しやすいようにアレンジを加えたりして、なんとか易しいアンサンブルは楽しめる様になるものです。
昨日はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのグループがそれぞれのアンサンブル曲を披露、最後にヴィヴァルディの四季「春」と校歌をみんなで一緒に演奏。
ここで少しだけ経験した弦楽器が将来音楽の勉強を続けていく上で何かの役に立つことを願いつつみんなとお別れしました。
「これから受験の人達頑張ってね。」
「又どこかで私を見かけたら必ず声をかけてね。大学生になるとみんな美しくなって気がつかないから。」
ホントに笑いの絶えない授業でした。お終いはいつの場合も寂しいものですね。
みんな今日のセンター試験どうだったかしら・・・・? A
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Danke schoen.
私Aはヴァイオリン専攻生のレッスン以外に「重奏」という授業を受け持っています。これは個人レッスンではなくて、オーケストラ楽器を専門にしている人以外の人がオーケストラ楽器を習得するグループ授業です。といっても管楽器は全く分からないので弦楽器だけですが、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてコントラバスと全てをみることになります。
専門のヴァイオリンと学生時代から演奏していたヴィオラは問題なし。チェロはNが基礎を教わっていた頃に「始めの第一歩」あたりはしっかりインプットされているので、簡単なアンサンブルの曲くらいまではどうにか。コントラバスは仕方なしにKに頭を下げて弓の持ち方から習ってなんとか生徒達が弾ける様に指導しています。(教えてもらうくせに威張っていると怒られながらですが・・・・)ヴァイオリン以外は専門外といってもそこは同じ弦楽器なので、左指で弦を押さえる、右手の弓で弦を弾くという感覚は同じ。なんとかつたないながらも見本は示せてるつもりですが・・・・。
生徒達にとってグループ授業というのは個人レッスンとは全く別の感覚らしく、真剣に厳しく楽器と向き合う個人レッスンでは考えられないはしゃぎようです。楽器を手にする最初の授業では、みんな初めて触る楽器に興奮気味。
どう扱って良いのか分からず、
「せんせ〜い」「せんせーっ」「せんせ、せんせ、せんせ!!」「せんせえ、どうすればいいのぉ〜」
「はい、はいはい、ハイハイハイ、は〜いっ、ちょっとまってええ」
まるで幼稚園の先生のようにひとりひとりの間を走り回って楽器を持たせます。
そんな生徒達も3年生になり、やっと楽器に慣れ親しんできたと思ったらもうお終い。昨日が最後の授業でした。
様々な行事とぶつかって抜けることの多かったこの授業ですが、さすがみんなピアノや声楽を専門に学んでいる生徒達なので、卒業間近のこの頃には自分たちが演奏しやすいようにアレンジを加えたりして、なんとか易しいアンサンブルは楽しめる様になるものです。
昨日はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのグループがそれぞれのアンサンブル曲を披露、最後にヴィヴァルディの四季「春」と校歌をみんなで一緒に演奏。
ここで少しだけ経験した弦楽器が将来音楽の勉強を続けていく上で何かの役に立つことを願いつつみんなとお別れしました。
「これから受験の人達頑張ってね。」
「又どこかで私を見かけたら必ず声をかけてね。大学生になるとみんな美しくなって気がつかないから。」
ホントに笑いの絶えない授業でした。お終いはいつの場合も寂しいものですね。
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-01-20 23:30
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