2007年 02月 06日
ホール音響設計 |
今日は大阪センチュリー交響楽団の契約更改の為の個人面談!毎年4月の契約更新を前に行われます。ほとんど一方的に言いたいことを喋り続けていたような気がします(笑)その後大阪本町にある竹中工務店本店で竹中の音響研究A.D.R.(Acoustic Design Room)のスタッフの方との打ち合わせだった父Kです。
ここ十数年、竹中工務店がコンサートホールやそれに準ずるホールの設計施工を行うときはアドバイザーとしてA、K共にお手伝いしてきています。ホール建設中現場にヘルメット付けて楽器を搬入、内装の出来上がったホール内でその音響、主にステージ上での印象(各楽器間の聞きあわせ具合、ステージ上での自分の音の聞こえ具合、客席からの「返り」や客席への音の通り具合etc.)などをチェックします。
もちろんA.D.R.スタッフは設計の段階からコンピューターを駆使し蓄積されたノウハウを十全に活用してホール設計されている訳ですが、それだけではなく私達経験豊富なプロミュージシャンの耳の確かさにも一目置いておられて最終調整に私達の意見を取り入れて「聴く人にも演奏家にもいいホール」を造り続けています。
関西以西で今までお手伝いさせていただいたコンサートホールは、フェスティバル・リサイタルホール、神戸朝日ホール、伊丹アイフォニックホール、神戸松方ホール、福岡エルガーラ、梅田芸術劇場、神戸国際大学チャペル、甲南大学学生会館ホールetc. 最近では心斎橋そごうのそごう劇場のチューニングと音響プレゼンテーションコンサートが記憶に新しい音響チェックの仕事でした。
コンピューター設計と実験だけで設計施工、引き渡しがされているホールがほとんどの日本で、最終的にプレーヤーがステージでのチェック・最終調整してチューニングを経てから完成としているのは竹中工務店だけだと自負されています。
実際一度完成していた反響板の素材に不満足だった私の意見を取り入れて反響板の表面素材を全て入れ替えて作り直された時には驚きました。私の音楽家としての耳に全幅の信頼を置いていただいた事に感動を禁じ得ませんでした。スクリーンで設計課課長荒木さんにホールの音響シュミレーションを見せてもらっているKです。
安井さん(左)はKが教鞭を取る大阪芸大音楽学科音楽工学コース卒業の建設業界では異色の音響エキスパート。
今日は昨年12月にリニューアルなった本町の竹中工務店本店に作られた真新しいラボ、A.D.R.の音響プレゼンテーションルームを見学。以前は相愛高校裏手の古いビルの中にあったのですが今度は正面ロビーを入ってすぐ右側という素晴らしいポジショニング。それだけでも竹中の力の入れようがわかろうというもので、中はガラス窓で接しているコンピューター&オーディオ機器ルームを伴った広々とした無反響スタジオです。
ホールの音響を再現するために中央を囲むように立体的に配置された24のスピーカー、様々なコンピューターシュミレーション画像やプレゼンテーションの為のプラズマスクリーンetc. オーディオメカマニアなら垂涎の環境でしょうね。 K
P.S.安井さんの紹介記事が昨日の産経新聞夕刊に載りました。
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Danke schoen.
ここ十数年、竹中工務店がコンサートホールやそれに準ずるホールの設計施工を行うときはアドバイザーとしてA、K共にお手伝いしてきています。ホール建設中現場にヘルメット付けて楽器を搬入、内装の出来上がったホール内でその音響、主にステージ上での印象(各楽器間の聞きあわせ具合、ステージ上での自分の音の聞こえ具合、客席からの「返り」や客席への音の通り具合etc.)などをチェックします。
もちろんA.D.R.スタッフは設計の段階からコンピューターを駆使し蓄積されたノウハウを十全に活用してホール設計されている訳ですが、それだけではなく私達経験豊富なプロミュージシャンの耳の確かさにも一目置いておられて最終調整に私達の意見を取り入れて「聴く人にも演奏家にもいいホール」を造り続けています。
関西以西で今までお手伝いさせていただいたコンサートホールは、フェスティバル・リサイタルホール、神戸朝日ホール、伊丹アイフォニックホール、神戸松方ホール、福岡エルガーラ、梅田芸術劇場、神戸国際大学チャペル、甲南大学学生会館ホールetc. 最近では心斎橋そごうのそごう劇場のチューニングと音響プレゼンテーションコンサートが記憶に新しい音響チェックの仕事でした。
コンピューター設計と実験だけで設計施工、引き渡しがされているホールがほとんどの日本で、最終的にプレーヤーがステージでのチェック・最終調整してチューニングを経てから完成としているのは竹中工務店だけだと自負されています。
実際一度完成していた反響板の素材に不満足だった私の意見を取り入れて反響板の表面素材を全て入れ替えて作り直された時には驚きました。私の音楽家としての耳に全幅の信頼を置いていただいた事に感動を禁じ得ませんでした。
安井さん(左)はKが教鞭を取る大阪芸大音楽学科音楽工学コース卒業の建設業界では異色の音響エキスパート。
今日は昨年12月にリニューアルなった本町の竹中工務店本店に作られた真新しいラボ、A.D.R.の音響プレゼンテーションルームを見学。以前は相愛高校裏手の古いビルの中にあったのですが今度は正面ロビーを入ってすぐ右側という素晴らしいポジショニング。それだけでも竹中の力の入れようがわかろうというもので、中はガラス窓で接しているコンピューター&オーディオ機器ルームを伴った広々とした無反響スタジオです。
ホールの音響を再現するために中央を囲むように立体的に配置された24のスピーカー、様々なコンピューターシュミレーション画像やプレゼンテーションの為のプラズマスクリーンetc. オーディオメカマニアなら垂涎の環境でしょうね。 K
P.S.安井さんの紹介記事が昨日の産経新聞夕刊に載りました。
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-02-06 23:35
| 日常