2007年 03月 07日
音響チェック@徳島 |
今日はコントラバスを車に積みフェリーに乗ってはるばる徳島まで来ているAとKです。和歌山-徳島フェリー船上にて
長年お仕事を共にしてきている竹中工務店音響研究室(Acoustic Design Room)のホール音響チェックのお手伝いで、ホールリニューアル工事真っ最中の徳島郷土文化会館の大ホールで音響最終調整をしておりました。K、荒木さん、安井さん
今回の我々ミュージシャンの顔ぶれはピアノ+弦楽五重奏です。 各自のソロの他にフンメルのピアノ五重奏曲やモーツァルトのディベルティメントKV.136 D-Dur等を何回も同じ所を弾きつつ、ステージ上で演奏場所を変えたり、今回の主目的 YAMAHAのホール音響可変装置の様々なセッティングの聞きくらべ・弾き比べ? そして最終的にベストのセッティングを絞っていく事が目的の試演でした。
ほとんど毎回そうですが,真新しいステージの床にエンドピンを突立てて穴をあけてしまうのは気が引けます. でもチェロやバスは音響を正確に確かめるためには致し方がないのでどうしようもありません.
客席での聞こえの良さ、自然さと共にステージ上でのプレーヤーの弾き易さ、聞きあわせ易さを同時に満たすセッティングを見つけていくのには時間がかかります。
というのも我々プロの音楽家は如何に客席の聴衆に自然に聞いてもらえるかという事にステージ上で神経を研ぎ澄ませているので、音響環境・条件が変わっても音の長さや堅さなどを微調整して同じように聞こえるように修正してしまうのです。
様々な長さとタイプの残響の中でお互い聞き合わせつつアンサンブルを作っていき、研究スタッフの人達にその違いを聞き取ってもらうのは中々難しいことです。
例えば残響の少ない条件の下では瞬時に音の最後を少し長い目に引き延ばして美しい響きが残るような弾き方になったり、逆に長すぎる残響のもとでは少し堅めに短めに弾いたり・・といった具合の微調整をついついしてしまうのですよね。
ですからこうした音響テストのもとで比較テストの為の音源として演奏するのは大変なのです。でもあまりその事を気にしすぎても仕方がないし とにかくステージ上での演奏のしやすさ、アンサンブルのしやすさ、その他プレーヤーとしての感覚的な印象をスタッフの人達にしっかり分かっていただくのも仕事のうちなので感じるままに色んなこと言いたい放題な一日でした。
コンピューターで様々な残響設定を自在に変えていくYAMAHAスタッフ
そうこうしているうちにステージ上のベストポイント、音響可変装置のベストなセッティングなどを見つけていき今日の音響テストは無事終了!
今宵はせっかく来た四国だからと少し足を伸ばして高松泊まりのA、Kでした。
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Danke schoen.
長年お仕事を共にしてきている竹中工務店音響研究室(Acoustic Design Room)のホール音響チェックのお手伝いで、ホールリニューアル工事真っ最中の徳島郷土文化会館の大ホールで音響最終調整をしておりました。
今回の我々ミュージシャンの顔ぶれはピアノ+弦楽五重奏です。 各自のソロの他にフンメルのピアノ五重奏曲やモーツァルトのディベルティメントKV.136 D-Dur等を何回も同じ所を弾きつつ、ステージ上で演奏場所を変えたり、今回の主目的 YAMAHAのホール音響可変装置の様々なセッティングの聞きくらべ・弾き比べ? そして最終的にベストのセッティングを絞っていく事が目的の試演でした。
ほとんど毎回そうですが,真新しいステージの床にエンドピンを突立てて穴をあけてしまうのは気が引けます. でもチェロやバスは音響を正確に確かめるためには致し方がないのでどうしようもありません.
客席での聞こえの良さ、自然さと共にステージ上でのプレーヤーの弾き易さ、聞きあわせ易さを同時に満たすセッティングを見つけていくのには時間がかかります。
というのも我々プロの音楽家は如何に客席の聴衆に自然に聞いてもらえるかという事にステージ上で神経を研ぎ澄ませているので、音響環境・条件が変わっても音の長さや堅さなどを微調整して同じように聞こえるように修正してしまうのです。
様々な長さとタイプの残響の中でお互い聞き合わせつつアンサンブルを作っていき、研究スタッフの人達にその違いを聞き取ってもらうのは中々難しいことです。
例えば残響の少ない条件の下では瞬時に音の最後を少し長い目に引き延ばして美しい響きが残るような弾き方になったり、逆に長すぎる残響のもとでは少し堅めに短めに弾いたり・・といった具合の微調整をついついしてしまうのですよね。
ですからこうした音響テストのもとで比較テストの為の音源として演奏するのは大変なのです。でもあまりその事を気にしすぎても仕方がないし とにかくステージ上での演奏のしやすさ、アンサンブルのしやすさ、その他プレーヤーとしての感覚的な印象をスタッフの人達にしっかり分かっていただくのも仕事のうちなので感じるままに色んなこと言いたい放題な一日でした。
コンピューターで様々な残響設定を自在に変えていくYAMAHAスタッフ
そうこうしているうちにステージ上のベストポイント、音響可変装置のベストなセッティングなどを見つけていき今日の音響テストは無事終了!
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-03-07 23:13
| 旅行