2007年 06月 05日
ヴァイオリンおけいこひと工夫 |
弓の持ち方にひと工夫、Aです。
小さい子供にとって、弓をちゃんと持つ事はとても難しいです。
ぎゅっと力は入れないで、しっかり持って、あっっ手を固めないでね、でもそんなにふにゃふにゃじゃダメ。しっかりした音が出ないでしょ。
ちゃんと持って柔らかく動かせるように。
お指がバネのようにね。ぐうっと押して離したら戻ってくるでしょ。手が全部あんな感じ。手首もね。
そうそうそんな感じ、いいよ上手!
なあんていっぱいいろんな事を言いながらああしてこうしてああしてこうして・・・・・
そうやって時間をかけてだんだんに正しい持ち方が出来るようになってくるわけです。
が、偶に小さい子供で弓を持つ手が、どうしても一定場所(正しい位置)に留まらず上へ上へとずれ、そのずれた位置のままで弾いてしまっている場合があります。
いくら気をつけるように言っても手が自動的に移動してしまってなかなか直せない。そこで何か工夫は出来ないかと考えるが先生たる私の役目。
学齢前のおチビさん向けのくふうは「魚の目とりの絆創膏」、真ん中にアナがあいてるあれです。
あの絆創膏を弓上の正しい指の位置に貼って、その真ん中のアナの中に指の先が乗っかるようにしてみます。
初め持ったときはなかなか良いのですが、これもそう簡単に長く持続させられるわけではありません。いつの間にか全部絆創膏の外へ脱出。
少しお兄さん、お姉さんの子供達には弓の竿にゴムをぐるぐる巻きにして、人差し指を乗せる位置の上方に防壁を作ります。
弾いている間に指が勝手に上へ進もうとしてもこのゴム壁が邪魔をして動けないという仕組みです。
効果はどうかというと、壁で人差し指が止められるために他の指がそこまで押し寄せてくる、もっと強情な指はその壁を難なく乗り越えていつもの居心地の良い位置まですぐに移動してしまっている。といった具合でそう簡単には効果は出ません。
クセというのは長い間かけて知らず知らずのうちについてきてしまっているものなので、それを取り去るには、今度は意識をして指を使わなければならない。
小さい子供達には根気のいるしんどいおけいこですね。
このゴム壁矯正法は、Nがチェロ初心者だった頃にも実験済み。効果は抜群でした。
ついでに思い出したのがチェロの弦を押さえる左手親指。それまではヴァイオリンを弾いていた彼女は、親指の関節横の柔らかい部分で弦を押さえるのがなかなか旨くできませんでした。
そんな柔らかいところで堅い弦を押さえ、そのまま重みをかけたままスライドさせるのですからたまったもんじゃありません。イタイイタイ・・・・いつも半泣き状態。
そこで釣り好きの当時の先生はいつものユニークな発想で、彼女の親指の上に魚釣りの鉛の重りをガムテープで貼り付け、感触はさておき、自然に重さが加わって少しずつ痛みに慣れることが出来るように工夫して下さっていましたっけ。
当時の「重り」あった!
N、覚えている?
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Danke schoen
小さい子供にとって、弓をちゃんと持つ事はとても難しいです。
ぎゅっと力は入れないで、しっかり持って、あっっ手を固めないでね、でもそんなにふにゃふにゃじゃダメ。しっかりした音が出ないでしょ。
ちゃんと持って柔らかく動かせるように。
お指がバネのようにね。ぐうっと押して離したら戻ってくるでしょ。手が全部あんな感じ。手首もね。
そうそうそんな感じ、いいよ上手!
なあんていっぱいいろんな事を言いながらああしてこうしてああしてこうして・・・・・
そうやって時間をかけてだんだんに正しい持ち方が出来るようになってくるわけです。
が、偶に小さい子供で弓を持つ手が、どうしても一定場所(正しい位置)に留まらず上へ上へとずれ、そのずれた位置のままで弾いてしまっている場合があります。
いくら気をつけるように言っても手が自動的に移動してしまってなかなか直せない。そこで何か工夫は出来ないかと考えるが先生たる私の役目。
学齢前のおチビさん向けのくふうは「魚の目とりの絆創膏」、真ん中にアナがあいてるあれです。
あの絆創膏を弓上の正しい指の位置に貼って、その真ん中のアナの中に指の先が乗っかるようにしてみます。
初め持ったときはなかなか良いのですが、これもそう簡単に長く持続させられるわけではありません。いつの間にか全部絆創膏の外へ脱出。
少しお兄さん、お姉さんの子供達には弓の竿にゴムをぐるぐる巻きにして、人差し指を乗せる位置の上方に防壁を作ります。
弾いている間に指が勝手に上へ進もうとしてもこのゴム壁が邪魔をして動けないという仕組みです。
効果はどうかというと、壁で人差し指が止められるために他の指がそこまで押し寄せてくる、もっと強情な指はその壁を難なく乗り越えていつもの居心地の良い位置まですぐに移動してしまっている。といった具合でそう簡単には効果は出ません。
クセというのは長い間かけて知らず知らずのうちについてきてしまっているものなので、それを取り去るには、今度は意識をして指を使わなければならない。
小さい子供達には根気のいるしんどいおけいこですね。
このゴム壁矯正法は、Nがチェロ初心者だった頃にも実験済み。効果は抜群でした。
ついでに思い出したのがチェロの弦を押さえる左手親指。それまではヴァイオリンを弾いていた彼女は、親指の関節横の柔らかい部分で弦を押さえるのがなかなか旨くできませんでした。
そんな柔らかいところで堅い弦を押さえ、そのまま重みをかけたままスライドさせるのですからたまったもんじゃありません。イタイイタイ・・・・いつも半泣き状態。
そこで釣り好きの当時の先生はいつものユニークな発想で、彼女の親指の上に魚釣りの鉛の重りをガムテープで貼り付け、感触はさておき、自然に重さが加わって少しずつ痛みに慣れることが出来るように工夫して下さっていましたっけ。
当時の「重り」あった!
N、覚えている?
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Danke schoen
by prost-familie
| 2007-06-05 17:02
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