2007年 09月 07日
神秘的で幽玄な世界 |
青空の広がる上高地にやってきました。
これまで平湯やひるがの高原、高山、乗鞍と岐阜県側から幾度となく訪れてきた信州でしたが、今回はじめて釜トンネルを抜け、上高地にまでたどり着くことが出来ました。
大正池でバスを降りたのが午後3時。西に傾きかけた太陽が深く澄みきった梓川を照らしキラキラと輝いています。手を水につけると早い流れのせいか切られるように冷たい。
涼しい風が心地良く誰もいない河原に座り込みお茶を飲んでぼ〜としていると、オシドリがひょこひょことやってきて食べ物をねだります。よく知っているのか恐がりもせずすぐそばまで来てじっと見つめる人なつっこさに負け、粉々になったクッキーを与えてしまいました。1羽に与えるとその様子を遠くで見ていた一回り大きなマガモ達もやってきて、もう手元には何もないのにいつまでもリュックのポケットをつついて離れず、結局そのままそこで休んでしまっていました。
後になってもらった上高地のパンフレットに
「マガモにエサをやらないようにしましょう」知らなかった・・・・(__;)
朝靄のかかる河童橋
朝6時、靄がかかる梓川沿いの静かな森林の道をゆっくりと歩きました。
なんて幻想的な世界でしょう。
大きなリュックを背負った人達にも出会いました。これからどこに登るのでしょうか、穂高かしら、焼岳かも・・・・・。
かれこれ16〜7年も以前、当時6歳のNを連れて西穂独標まで登って以来、いつか西穂のピークまでは制覇したいと思っていたのが、登山ベースまで来ているにも拘わらず、軽装で何の装備も持ち合わせていないのが悔しい。
嗚呼〜、アルピニストさん達が羨ましい。
朝食後、河童橋からは西に赤茶けた焼岳、北に穂高連峰とかつて何度も写真で目にした絶景を目の当たりに、明神池を経て井上靖の小節「氷壁」の舞台となった徳沢園まで、梓川が見え隠れする清々しい木立の匂い中を写真を撮りながらゆっくりとトレッキング。
こんな高地に川に沿って広い平地が長く続いているところは他にもあるのでしょうか。カラマツやハルニレ、白樺の林、立ち枯れの木々とエメラルドグリーンの池、空や水の色、におい、自然全てがここにしかない特別のもののように感じました。
拝観料を払って観ることが出来る明神池。
栞には神降地。「人々の心を映す、神の池」
まさに拝観という言葉にふさわしい。静まりかえった池の前に一人佇んでいるとまるで天から降りてきた神様に見つめられているような神々しさに、暫く動くことも忘れていました。
ほとんど平地なので、疲れを感じることはありませんでしたが、計算してみると1日トレッキングと決めたこの日に歩いた総距離はなんと約25km!
そして名物と呼ばれるものもちゃんといただきました。飛騨牛のステーキ、嘉門次小屋のイワナ、徳沢園のソフトクリーム・・・。大事な楽しみですものね。
上高地、この神秘的で幽玄な世界へ、きっとまた来ます。A
ここをワンクリックして「Blogランキング」にご協力下さい。
Danke schoen.
上高地はタクシーとバス以外自家用車の乗り入れが禁止されているので歩いて自然を満喫するためには最高の環境ですが途中ではたと気がつきました。
上高地には自転車が走っていない!!
どのガイドブックにも書かれていなかったけれど上高地は自転車乗り入れ禁止なのだと確信。帰ってから調べました。
実は上高地バスセンターまでは自転車で行けるそうです。
河童橋から奥の徳沢園辺りがバイクで楽しめそうなコースなのですが禁止。
もっともあそこを自転車が走り回れば歩行者はおちおち歩いていられませんから徒歩の観光客最優先という上高地のポリシーからすると禁止は当然でしょう。
その上上高地入りするためには上高地入り口「釜トンネル」を自転車で登らないといけないのですがあそこはおそろしく急な傾斜のうえに暗くて狭い。
エンジンふかすバスに横を登られたら自転車にとって最悪のコンディション。だれも上高地を自転車で走ろうとしないわけです。
でも自然を満喫するための散策・登山のキャンプ地としては最高です、ぜひまた訪れたいものだと思っています。 K
これまで平湯やひるがの高原、高山、乗鞍と岐阜県側から幾度となく訪れてきた信州でしたが、今回はじめて釜トンネルを抜け、上高地にまでたどり着くことが出来ました。
大正池でバスを降りたのが午後3時。西に傾きかけた太陽が深く澄みきった梓川を照らしキラキラと輝いています。手を水につけると早い流れのせいか切られるように冷たい。
涼しい風が心地良く誰もいない河原に座り込みお茶を飲んでぼ〜としていると、オシドリがひょこひょことやってきて食べ物をねだります。よく知っているのか恐がりもせずすぐそばまで来てじっと見つめる人なつっこさに負け、粉々になったクッキーを与えてしまいました。1羽に与えるとその様子を遠くで見ていた一回り大きなマガモ達もやってきて、もう手元には何もないのにいつまでもリュックのポケットをつついて離れず、結局そのままそこで休んでしまっていました。
後になってもらった上高地のパンフレットに
「マガモにエサをやらないようにしましょう」知らなかった・・・・(__;)
朝6時、靄がかかる梓川沿いの静かな森林の道をゆっくりと歩きました。
なんて幻想的な世界でしょう。
大きなリュックを背負った人達にも出会いました。これからどこに登るのでしょうか、穂高かしら、焼岳かも・・・・・。
かれこれ16〜7年も以前、当時6歳のNを連れて西穂独標まで登って以来、いつか西穂のピークまでは制覇したいと思っていたのが、登山ベースまで来ているにも拘わらず、軽装で何の装備も持ち合わせていないのが悔しい。
嗚呼〜、アルピニストさん達が羨ましい。
朝食後、河童橋からは西に赤茶けた焼岳、北に穂高連峰とかつて何度も写真で目にした絶景を目の当たりに、明神池を経て井上靖の小節「氷壁」の舞台となった徳沢園まで、梓川が見え隠れする清々しい木立の匂い中を写真を撮りながらゆっくりとトレッキング。
こんな高地に川に沿って広い平地が長く続いているところは他にもあるのでしょうか。カラマツやハルニレ、白樺の林、立ち枯れの木々とエメラルドグリーンの池、空や水の色、におい、自然全てがここにしかない特別のもののように感じました。
拝観料を払って観ることが出来る明神池。
栞には神降地。「人々の心を映す、神の池」
まさに拝観という言葉にふさわしい。静まりかえった池の前に一人佇んでいるとまるで天から降りてきた神様に見つめられているような神々しさに、暫く動くことも忘れていました。
ほとんど平地なので、疲れを感じることはありませんでしたが、計算してみると1日トレッキングと決めたこの日に歩いた総距離はなんと約25km!
そして名物と呼ばれるものもちゃんといただきました。飛騨牛のステーキ、嘉門次小屋のイワナ、徳沢園のソフトクリーム・・・。大事な楽しみですものね。
上高地、この神秘的で幽玄な世界へ、きっとまた来ます。A
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Danke schoen.
上高地はタクシーとバス以外自家用車の乗り入れが禁止されているので歩いて自然を満喫するためには最高の環境ですが途中ではたと気がつきました。
上高地には自転車が走っていない!!
どのガイドブックにも書かれていなかったけれど上高地は自転車乗り入れ禁止なのだと確信。帰ってから調べました。
実は上高地バスセンターまでは自転車で行けるそうです。
河童橋から奥の徳沢園辺りがバイクで楽しめそうなコースなのですが禁止。
もっともあそこを自転車が走り回れば歩行者はおちおち歩いていられませんから徒歩の観光客最優先という上高地のポリシーからすると禁止は当然でしょう。
その上上高地入りするためには上高地入り口「釜トンネル」を自転車で登らないといけないのですがあそこはおそろしく急な傾斜のうえに暗くて狭い。
エンジンふかすバスに横を登られたら自転車にとって最悪のコンディション。だれも上高地を自転車で走ろうとしないわけです。
でも自然を満喫するための散策・登山のキャンプ地としては最高です、ぜひまた訪れたいものだと思っています。 K
by prost-familie
| 2007-09-07 23:48
| 旅行