2007年 09月 25日
定期会員との懇親会 |
今日は大阪センチュリー交響楽団第124回定期演奏会にむけての練習第一日目。公開練習と懇親会が練習場でありました。 父K
定期会員の方々への特典の一つとして前期シーズンにはこの「公開リハーサル+楽員との懇親会」
後期シーズンには同じく練習場で間近な特別席で聴いていただける「特別コンサート」があります。
今回のプログラム、シューベルトの交響曲第八番「グレート」の練習を終えた後、最終コマはモーツァルトの交響曲第二十九番の練習で百数十名の方々が聴かれました。
練習初日だというのに御客様方が聴かれているとあっていきなりテンション高い本番モード(笑)でしたが、もちろん色々打ち合わせしなければならない事は続出、そこここで止めないといけません。客席からは我々が何を相談したり打ち合わせたりしているのかはわからないでしょうから、御客様方が本当に楽しまれたかどうか気がかりではあります。
さてスナックと飲み物が用意された懇親会では楽員は全員セクション名も書いた名札をつけてホストとなります。みなさん一度は楽員に聞いてみたかったことってあるんですよね。
「楽器」の話、「指揮者」の話、「日々の生活」の話、 私達音楽家にとっては極日常当たり前の事でも一般の方にとっては珍しい話題も多いようで、こんな私のような者の話にも皆一生懸命聞いてくださいますからついつい熱が入り、あっという間に一時間強のパーティが過ぎ去ってしまいました。
目の不自由な方がお一人おられてその方が
「いつも奥田さんの音を聴いています。演奏会前に一人でチューニングなさっているときから演奏中も。右側から聞こえてくる柔らかくて伸びのある深い奥田さんの低音をずっと聴いています。いつでもちゃんと聞き分けられますよ。」
と仰ってくださいました。
なんと音楽家冥利に尽きる言葉でしょう。
なにしろ演奏中のアクションが目立つ私ですのでその事に関してはしばしば言われるのですが、私のコントラバスの音をこんな風に聞いてくださっている方がおられたと知り驚きました。
練習場の外、服部緑地公園は冷気が肌に心地よい久しぶりの爽やかな夜。
頭上には中秋の名月が輝き幸せな気分に浸りながら家路に就きました。 K
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2007-09-25 22:54
| コンサート