2008年 02月 09日
ベルリン滞在を終えて・古くて新しい町 |
寒〜い一日になりましたね。
朝から冷えると思っていたら雪がどんどん降り積もり、寒さにはとても弱い私がなぜかホットしております。
今年の夏は酷暑にならないかも・・・・?
もしかしたら温暖化も少しはましに?
なんて期待したくなりますよね。
さて再び1月のベルリン滞在後記です。 A
Nのアパート近くにある市庁舎
2週間足らずの間、観光客が行き交うそれもほんの一部分だけをうろうろと見て回っただけで、本当のところは何も分かってはいないようなものですが、少しだけ昔のドイツを知っている私のような外からの人間が見た「古くて新しい」ベルリンの印象を書き留めておきます。
まず緑が豊かなこと。
今の冬枯れの季節の訪問で感じにくかったのですが、よく見ると都心の其処此処に木々が生い茂っています。
広大な緑地公園のティアガルテンを始め、春先には至る所が清々しい緑に囲まれることでしょう。
実に様々な国籍の人達が暮らしている多文化共生の町であると感じました。
異なる文化が混在して様々な考え方のもとに発展してきているのでしょう。
勿論それに伴う困難な問題も多いでしょうが、それが溶け合ってどんどん新しいものが生まれてきている世界都市と言った印象です。
ベルリンは歴史に背を向けずに息づいている。
1989年平和革命によって壊された東西分断の壁の「記念館」、ユダヤ人600万人を追悼する「ホロコースト記念碑」、ナチへの抵抗運動を記念する「栄誉の中庭」などが造られ、歴史に背を向けることなくドイツ史の暗黒の一時期を物語っています。
ベルリンには数多くの美術館と博物館があり、
理解できるものなら観てみたかった「ベルリーナアンサンブル」はじめとする大小の劇場やベルリンフィルを筆頭に、6つもの国外で知られた大きなオーケストラと3つの歌劇場(オーケストラ)が存在し、世界最高水準のハイカルチャーを毎晩提供してくれているのです。そしてポップアートも共存!
今回は壁崩壊前のベルリン訪問時に見た旧東ドイツの光景を目にすることはありませんでした。
私が一部の地域だけを歩き回っていたせいもあると思いますが、いったい何処が境界だったのか、高層ビルが建ち並び、オシャレでモダンなものも多く取り入れられたエキサイティングシティに様変わりをしています。
アンペルマンのお店もあるハッケシャーホフ・旧東ドイツ地区の新しいスポット
若い学生達の多くが刺激を求めてベルリンに集まってくるのは無理もありませんね。
ただ歴史のことや政治のこと等深くは分かりませんが、海外で学ぶ娘達を訪ねる度に「日本はこれでいいのか?」の疑問が浮かんできてしまいます。
日本はアジアからの留学生達に対してはとても冷たい国。
ドイツやフランスの税金で学ばせてもらった多くの留学生達が、ドイツ、フランス贔屓になるのに引き替え、日本へのアジアからの留学生達の多くは日本嫌いになって帰国していくと聞きます。この情け無い現状をなんとかして行かなくてはなりません。
最後に
ベルリンそして昨年暮れにKのCD録音のため1週間滞在した東京は、あちらこちらでクレーン車が背を伸ばし工事が進んでいました。経済が活発に動いているのですね。
でも大阪はとっても静かです・・・・・。
Nはお陰様で2回のディプロム試験という大きな試練を乗り越え、無事にソリストクラスへの進級が決まりました。
親ばかですが、特にこの1年間、身体の不調を乗り越え、ひたすら目標に向かいここまでの演奏を披露するまでに大きく成長出来たことに喜びは尽きません。
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Danke schoen.
朝から冷えると思っていたら雪がどんどん降り積もり、寒さにはとても弱い私がなぜかホットしております。
今年の夏は酷暑にならないかも・・・・?
もしかしたら温暖化も少しはましに?
なんて期待したくなりますよね。
さて再び1月のベルリン滞在後記です。 A
2週間足らずの間、観光客が行き交うそれもほんの一部分だけをうろうろと見て回っただけで、本当のところは何も分かってはいないようなものですが、少しだけ昔のドイツを知っている私のような外からの人間が見た「古くて新しい」ベルリンの印象を書き留めておきます。
まず緑が豊かなこと。
今の冬枯れの季節の訪問で感じにくかったのですが、よく見ると都心の其処此処に木々が生い茂っています。
広大な緑地公園のティアガルテンを始め、春先には至る所が清々しい緑に囲まれることでしょう。
実に様々な国籍の人達が暮らしている多文化共生の町であると感じました。
異なる文化が混在して様々な考え方のもとに発展してきているのでしょう。
勿論それに伴う困難な問題も多いでしょうが、それが溶け合ってどんどん新しいものが生まれてきている世界都市と言った印象です。
ベルリンは歴史に背を向けずに息づいている。
1989年平和革命によって壊された東西分断の壁の「記念館」、ユダヤ人600万人を追悼する「ホロコースト記念碑」、ナチへの抵抗運動を記念する「栄誉の中庭」などが造られ、歴史に背を向けることなくドイツ史の暗黒の一時期を物語っています。
ベルリンには数多くの美術館と博物館があり、
理解できるものなら観てみたかった「ベルリーナアンサンブル」はじめとする大小の劇場やベルリンフィルを筆頭に、6つもの国外で知られた大きなオーケストラと3つの歌劇場(オーケストラ)が存在し、世界最高水準のハイカルチャーを毎晩提供してくれているのです。そしてポップアートも共存!
今回は壁崩壊前のベルリン訪問時に見た旧東ドイツの光景を目にすることはありませんでした。
私が一部の地域だけを歩き回っていたせいもあると思いますが、いったい何処が境界だったのか、高層ビルが建ち並び、オシャレでモダンなものも多く取り入れられたエキサイティングシティに様変わりをしています。
若い学生達の多くが刺激を求めてベルリンに集まってくるのは無理もありませんね。
ただ歴史のことや政治のこと等深くは分かりませんが、海外で学ぶ娘達を訪ねる度に「日本はこれでいいのか?」の疑問が浮かんできてしまいます。
日本はアジアからの留学生達に対してはとても冷たい国。
ドイツやフランスの税金で学ばせてもらった多くの留学生達が、ドイツ、フランス贔屓になるのに引き替え、日本へのアジアからの留学生達の多くは日本嫌いになって帰国していくと聞きます。この情け無い現状をなんとかして行かなくてはなりません。
最後に
ベルリンそして昨年暮れにKのCD録音のため1週間滞在した東京は、あちらこちらでクレーン車が背を伸ばし工事が進んでいました。経済が活発に動いているのですね。
でも大阪はとっても静かです・・・・・。
Nはお陰様で2回のディプロム試験という大きな試練を乗り越え、無事にソリストクラスへの進級が決まりました。
親ばかですが、特にこの1年間、身体の不調を乗り越え、ひたすら目標に向かいここまでの演奏を披露するまでに大きく成長出来たことに喜びは尽きません。
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-02-09 22:24
| 旅行