2008年 02月 23日
食の安全 |
毎日のように食品の安全性について、そして値上がりに関するニュースを耳にしますね。Aです。
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ドイツでのことになりますが、先月のベルリン滞在中に見て回ったスーパーでは、ユーロ高のせいもあって、話題になっていたとおりに乳製品やパン類の値段が随分と高く感じられました。
私達が滞在していた頃のドイツでは、贅沢品は別として誰でもが日々の生活に必要なパン、乳製品、卵、飲料などの価格は低く抑えられ、我々貧乏学生や低層階級の人達にとっては暮らし易い国という印象でした。
ところが日本のニュースで報道されていたように、昨夏に乳製品がいきなり30〜50パーセントの値上げを実行したようで、それに伴い連鎖的に少しずつ色々なものが値上がってきている感じでした。
これは中国やインドでの急激な乳製品の需要増が原因だそうです。国内生産率がとても低くそのほとんどを輸入に頼っている中国は、相当量をドイツから輸入しているとのことで、輸送の為の原油高も影響しているのでしょう。
日本人とは比較にならないほど乳製品をとるドイツ人にはかなりの家計負担になっているに違いありませんし、日本からの留学生達にとってはユーロ高に加えての値上がりで、まさにダブルパンチの痛手です。
しかし、もっと気になるのが「食の安全性」です。
ヨーロッパの日本人留学生達は、少しでも食べ慣れた味を求めて頻繁にアジアンショップを利用します。
私は留学中の娘達がどのようなところで食料品を購入しているかの興味があってパリやフライブルグ、ベルリンと現地のアジアンショップにも行ってみました。
まずパリは日本食料品のお店があるので問題なし。
フライブルグやベルリンのお店で目に付くのが数々の中国産野菜、そして中国冷凍食品でした。冷凍庫には餃子や春巻きなどがたくさん入っていましたし、当然ですが、Nはフライブルグに住んでいた頃に時々冷凍餃子を買って食べたり、お醤油やお豆腐なども中国のものを利用するのは特別なことではなかったようです。
今回の中国産冷凍餃子から端を発した食中毒事件や消費期限改ざん事件等で日本は大騒ぎとなりましたが、もしドイツのアジアンショップからこのような冷凍餃子や残留農薬野菜等が出回ったとしても、主にその店を利用するアジア人達だけにしか影響がないわけで、何も分からないままに問題にされることもなく過ぎ去ってしまうことでしょう。
大騒ぎになるというのは、かえってそれだけ安全な国ということかもしれませんね。
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Danke schoen.
ドイツでのことになりますが、先月のベルリン滞在中に見て回ったスーパーでは、ユーロ高のせいもあって、話題になっていたとおりに乳製品やパン類の値段が随分と高く感じられました。
私達が滞在していた頃のドイツでは、贅沢品は別として誰でもが日々の生活に必要なパン、乳製品、卵、飲料などの価格は低く抑えられ、我々貧乏学生や低層階級の人達にとっては暮らし易い国という印象でした。
ところが日本のニュースで報道されていたように、昨夏に乳製品がいきなり30〜50パーセントの値上げを実行したようで、それに伴い連鎖的に少しずつ色々なものが値上がってきている感じでした。
これは中国やインドでの急激な乳製品の需要増が原因だそうです。国内生産率がとても低くそのほとんどを輸入に頼っている中国は、相当量をドイツから輸入しているとのことで、輸送の為の原油高も影響しているのでしょう。
日本人とは比較にならないほど乳製品をとるドイツ人にはかなりの家計負担になっているに違いありませんし、日本からの留学生達にとってはユーロ高に加えての値上がりで、まさにダブルパンチの痛手です。
しかし、もっと気になるのが「食の安全性」です。
ヨーロッパの日本人留学生達は、少しでも食べ慣れた味を求めて頻繁にアジアンショップを利用します。
私は留学中の娘達がどのようなところで食料品を購入しているかの興味があってパリやフライブルグ、ベルリンと現地のアジアンショップにも行ってみました。
まずパリは日本食料品のお店があるので問題なし。
フライブルグやベルリンのお店で目に付くのが数々の中国産野菜、そして中国冷凍食品でした。冷凍庫には餃子や春巻きなどがたくさん入っていましたし、当然ですが、Nはフライブルグに住んでいた頃に時々冷凍餃子を買って食べたり、お醤油やお豆腐なども中国のものを利用するのは特別なことではなかったようです。
今回の中国産冷凍餃子から端を発した食中毒事件や消費期限改ざん事件等で日本は大騒ぎとなりましたが、もしドイツのアジアンショップからこのような冷凍餃子や残留農薬野菜等が出回ったとしても、主にその店を利用するアジア人達だけにしか影響がないわけで、何も分からないままに問題にされることもなく過ぎ去ってしまうことでしょう。
大騒ぎになるというのは、かえってそれだけ安全な国ということかもしれませんね。
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-02-23 23:15
| 日常