2008年 03月 08日
ゲーリー・カー「子供のためのスペシャルコンサート」 |
昼過ぎまで受験生のレッスンをした後、私の元で勉強している11才の可愛いベーシストS君とゲーリー・カーのコンサートを聴きに西宮、神戸女学院まで行ってきました。
会場は建築家ウォーリスの設計になる大正ネオロマンの薫り高いクラシックでシックな女学院講堂で親御さんに連れられた子供達でほぼ満席。私の生徒達始めコントラバスを勉強しているとおぼしき学生達も大勢詰めかけていました。
ゲーリーは普段よく弾く小品(クラシック)を楽しく聞けるように演奏の合間にも笑いを誘うジェスチャーをふんだんに織り込んで休憩も取らずに一気に一時間半演奏。なんでもアメリカではこのような子供対象のコンサートをしばしば開催しているけれども日本では今回が初めてだとか。
愉快なジェスチャーはもとより、アイマスクをつけてエクレス・ソナタを弾いたり、演奏の最中に客席にキューを出し子供達に鼻息(?!)で共演させたりとサービス満点の演出です。 合間のお話(通訳付き)も楽しいものだったので子供達も飽きることなく彼の演奏の妙技とトークに魅了されていました。さすがでした。
でもそういった演出にもかかわらずその演奏は音楽的にも技術的にも揺るぎなく見事にゲーリーの音楽が表出されていて驚くばかりです。
彼からカナダ出発前にもらったメールで、今回は前日夜(昨日夜)日本到着、人の楽器を借りて弾くので時差のこともあり上手く弾けるか心配・・・・なんて言っていましたが、とんでもない! いつも通りの素晴らしい名演を楽しませてもらいました。
先日の紀尾井ホールでの中博昭さん(77才)のリサイタルもそうでしたがゲーリーも66才!
皆年齢にかかわらず立派な演奏で私(55才!)もまだまだ頑張らないとと思ったKでした。
ここをワンクリックして「Blogランキング」にご協力下さい。
Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-03-08 21:20
| コンサート