2008年 05月 30日
文化って何? |
つまり演奏会弾きたくない ってこと??
今日は朝から個人レッスンした後その生徒と一緒にフェスティバルホールへ行っておりました。 K
一昨日ウェルカムパーティをしたフランクフルト放送響のリハーサルに顔を出して楽器を見せてもらったりちょこっとゲネプロを聴かせてもらったりしていました。
その後私はセンチュリーの練習場へ向かい明日本番のベートーヴェンのオラトリオ「オーリーブ山のイエス」のリハーサルです。
歌のソリストや合唱団との合わせが夜9時までなので今日の夜のフランクフルトの演奏会には行けませんでした。
今回はパーボ・ヤルヴィ指揮のブラームス二番とベートーヴェン・ピアノコンチェルト「皇帝」という久しぶりのオーソドックスなプロだったので聴いてみたかったのですが残念。良く売れていた彼らのCDのプログラム・インバル指揮のマーラー「五番」を長らく何回も続けて聴いてきましたからね(笑)
[橋下知事の公開議論Part2]
さて今朝は大阪府府庁で再び橋下知事&PT(改革プロジェクトチーム)と文化部との第二回目の折衝がありました。
公開だったのでセンチュリーからも数名が傍聴に行っておりました。彼らの話によると橋下知事は文化に対してはとことん切る方針を断乎譲らないようで、今日の議題だったワッハ上方館切り離し、私学助成金削減、センチュリー交響楽団補助金廃止も全く変えるつもりがないらしいです。
行った人の印象によると、ここでは言えませんが「文化」というものに対してアレルギー?毛嫌いしている?コンプレックスを持っているとしか思えない言動だったらしいです。新聞にも載っていましたが「行政に携わったり、財界の人はすぐインテリぶってオーケストラだとか美術だとかいうけれど、お笑いの方が根付いている」という発言もされたとか。
我がオーケストラの事のみならず、御堂筋をライトアップすれば人心が慰められ勇気づけられるという発想、文化はお笑いだけで充分という方が采配をふるって仮に赤字削減の目標達成できたとしても一時の事だと思います。
文化や教育をないがしろにすれば都市としての魅力に欠けることになり、関西の人離れはますます加速されて優秀な人材・会社はメリットの多い東京へ今以上に移動し始めるでしょう。
知事は、彼の文化行政のお陰で我々のオーケストラが地に落ちようが消え失せようがそれを憂うのはほんの一握りでたいした数ではないと思われているのでしょうか。
5年後10年後の大阪を考えるとぞっとしてしまいます。 K
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Danke schoen.
by prost-familie
| 2008-05-30 23:59
| 日常